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登山レポ

芦屋ロックガーデンでロッククライミングに挑戦!

近代アルピニズム発祥の地で、ロッククライミングの楽しさに触れて来ました。

アルピニズムとは、狩猟や信仰目的ではなく山に登ることそのものを目的とする遊びやスポーツとしての登山を言います。

私も、狩猟や信仰を目的とせず自宅からすぐに行ける近場の低山を楽しんでいるので、自分の事をアルピニストと呼びたい所ですが、経験も知識も少ないのでまだまだアルピニストには程遠いです。(笑)

そんな事を思っていたら、近くの芦屋に近代アルピニズム発祥の地があるではないですか。

前から興味のあったロッククライミング。自分が登れなくても、他人が登っているのを見るだけでも勉強になる。という事で、岩を求めて、芦屋ロックガーデンに行って来ました。

芦屋ロックガーデンの場所

芦屋ロックガーデンは兵庫県芦屋市にあります。

最寄り駅は阪急の芦屋川駅で、車も芦屋川駅の周りのコインパーキングを利用します。(1,000円程度)

芦屋ロックガーデンの入り口に滝の茶屋があり、そこから本格的な登山が始まります。滝の茶屋の手前に何台か駐車できるスペースがありましたが、すぐに満車になるので、芦屋川駅周辺のコインパーキングの利用をオススメします。

芦屋川駅から滝の茶屋までは、閑静な住宅地を通りますので、くれぐれも路上駐車などの迷惑行為をしないようにお願いします。

阪急芦屋川駅を出ましたら、川沿いに山の方に歩きます。

滝の茶屋までは看板が出てますので、それに従って歩けば、滝の茶屋につきますので迷うことはないと思います。

(交差点や分かれ道ごとに親切に看板で道を教えてくれますので、迷わず、滝の茶屋まで行くことができます。)

住宅街を抜けると、山の入り口で木々に覆われて来ます。

(まだ、舗装された道ですが、横を小川が流れていて、山に来たな〜と認識します。)

少し歩くと芦屋ロックガーデンの入り口の滝の茶屋に到着です。

(ここが芦屋ロックガーデンの入り口の滝の茶屋です。この中を進むといよいよロックガーデンです。)

滝の茶屋で、水や食料の調達、登山の準備を。

とても雰囲気のある滝の茶屋は色々なものが売ってあります。

芦屋川駅前にもコンビニはありますが、登山を楽しむ者として、滝の茶屋でお金を落とそうと、水を購入しました。

そのほかには、カップ麺やビール。おでんもありました・・・茶屋の中ではビールを片手におでんを食べてる人たちが・・・

いいなー下山したら、ここで一杯やりたいな〜と思う瞬間でした(車なので我慢しましたが、次回は電車で来ようと思いました笑)

(少し薄暗くて、ひんやりしています。店の中を覗くとビールを片手にしている人でいっぱいでした)

(登山届けのポストがありました。無理せず無事に下山してください。その通りですね。)

(滝の茶屋の目には公衆便所があります。ちゃんと済ませてスッキリしてから参りましょう。)

(うり坊もいてました。)

芦屋ロックガーデンの登山道随所に、「野生のイノシシに餌を与えるな!」と警告されてました。

現に、襲われて噛まれたり、持ち物を取られたりする被害が出ているそうですので、決して餌を与えないようにしましょう。

イノシシにはくれぐれも注意してください。

ロックガーデンの前に

高座の滝で登山の無事を祈願します。

いよいよロックガーデンへ

茶屋から地獄谷を通る中級コースと、高座の滝から、急な階段を登り少し進む一般ルートに分かれます。

ロッククライミングの経験も知識もないので、今回は一般ルートを登ります。

こんな岩壁が姿を見せます。

しっかり足が置けるようになっているので、ロープなどはいりません。

ですが、ところどころ手を使います。

次はどこに足をかけようかな?と考えながら登っていきます。

少し休憩です・・・

手を使うといっても、手で登るのではなく。

岩に手を添えて体を支える程度なので、特別な力は必要ありません。

岩場を一気に登ると、大阪湾を望む景色が見られます。

夢中で登ったので、一気に標高が上がったことに驚きました。

この景色がひらけたところからは、岩場は終わりで山道を進んでいきます。

すると折り返し地点の風吹岩(標高447m)に到着です。

不思議な感じの岩です。

上に登ることもできます。

こちらでも大阪湾を望む眺望が楽しめます。

ここで少し休憩したら折り返します。

急な岩場にははしごがかけてありました。

油断しないよう、一段一段確実に降りていきます。

(近代登山発祥の地であることが書かれた看板。)

狭い岩の隙間を降りていきます。

ゆっくりゆっくり確実にです。

鎖も使います。

やはり登りより、下の方が怖いですね・・・

無事、滝の茶屋に到着です。

ほんと滝の茶屋は風情のあるところです。

芦屋ロックガーデンのコースです。

今回は、一般コースで風吹岩、折り返して一般コースで下山するルートを紹介しましたが、クライミングのレベルによって、ルートが変えれます。

中級以上の地獄谷ルートでは、沢登りができたり、懸垂岩があったりと登山者のレベルに応じてコース設定ができるそうです。

また、こちらのルートも自分のレベルをあげて挑戦して見たいです。

最高峰という言葉に弱い・・・

登山をすると、一番高いところを常に目指してしまいませんか?

風吹岩まで登ると、行き先の看板に「六甲山最高峰」と出てきます。ならば、最高峰を極めねば!と「六甲山最高峰」を目指します。

だだ、結構遠いです・・・道も山道に階段で結構足にきますが、頑張りました。

途中に綺麗な沢がありますが、汚染されていて飲料に適さないと書かれていました。

最高峰を目指すなら、水はたくさん持っていきましょう。最高峰手前の茶屋まで自販機はありませんので・・・

なんとか到着しました。「六甲山最高峰」(931m)

長かった、遠かったばかりが口から出てきます。

(最高峰からの眺め)

この日は天気はよかったのですが、霞んでいました。

昼食はお弁当を作ってきました。調理の時間を考えなくていいので、少し長い時間の登山ではお弁当もいいですよ♪

最高峰の少し下にある一軒茶屋には自販機がありますので、下山時には水分の準備も忘れずに。

コースはこんな感じです。芦屋川駅を起点にしますと、約16キロのコースです。

ロックガーデンだけでは物足りない!最高峰を極めたい!って人はどうぞ。(私は極めたのでもういいです・・・笑)

あと、最高峰まで登って、有馬の方へくだるルートもあって、そちらへ行く方も多いようです。くだって温泉→バスで芦屋へという素敵なコースがあります♪

芦屋ロックガーデンまとめ

近代登山の発祥の地である、芦屋ロックガーデン。

登山の練習に使われた岩場が、大阪都心から近い芦屋という所にあったのがとても意外でしたが、アクセス抜群なので、真夏の暑い日でしたが、たくさんの登山者が訪れていました。

今回はロッククライミング初挑戦で、大丈夫か心配でしたが、一般ルートでは特別な道具の必要もなく、楽しんで登ることができました。

子供や女性をはじめ、お年を召した方まで色々な方が登られているので、とても親しみやすい山です。

一生懸命登ったあとは、大阪湾を望む素敵な眺望のご褒美があり、電車で行けば、下山後に滝の茶屋でビールというご褒美をいただけるとても素敵な山です(笑)

レベルによってコースを変えれることから、初心者から上級者まで楽しめる、懐の深い山です。

いいことばかり書きましたが、岩場ですので、慎重な行動は必要です。

あと、イノシシの被害が出ているようなので、注意して、安全に登山を楽しんでください。

岩登り、面白いですよ♪興味のある方は是非行って見てくださいね。

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