オピネルのメンテナンスしてますか?
私の使用しているオピネルは、カーボンスチールの#9と#10です。とても安価で手に入るので、ガンガン使おうと思い、使う前にブレードの赤錆対策に黒錆加工を施したり、ハンドル部分を植物油につけて、刃の出し入れをしやすくするようにしてから使用してましたが、だいぶ錆が出たり、出し入れしにくくなったり、切れにくくなったりしてきました。
水場で使う機会が多いので無理もありませんが、いい機会なのでメンテナンスします。
刃を研いで切れ味を蘇らせる
錆だらけのオピネルです。まずはブレードを砥いでいきます。
今回使用した砥石は中砥ぎ用の#1000と仕上げ用の#3000の両方が使える物を使いました。
#1000で表面のサビを落としたところです。全体的に砥いでシルバーになりました。黒錆加工もいいですが、そのままの方がいいのではないかと思いました。自分で砥いだからでしょうか?
この後、刃の部分を砥いでいきます。
#3000で仕上げ砥ぎをした物です。切れ味も戻りました。刃の部分を砥ぐ時の角度が重要です。少し難しいですが、何度かやっているうちにコツがつかめてくると思います。
刃の出し入れをスムーズに
ブレードの砥ぎはこれくらいにして、かたくなった刃の出し入れをスムーズにしていきます。ハンドルが水分で膨張したり、汚れがついて刃の出し入れが硬く、動きが悪い場合に行います。
マイナスドライバーで刃を出した時にロックする外側の部分(画像でマイナスドライバーでこじってる部分、刃が動かないように回すと固定されます。)をこじって外します。
外れたら、ブレードとハンドルを止めてあるピンの先の方を先の尖ったもので、少し叩いて押していきます。
ピンの頭が出てきたら、ペンチでつまんで引き抜きます。
これでブレードが外れます。ハンドルの溝の部分の掃除をします。爪楊枝でゴミを取り除きます。
ピンでとめてあった部分を砥ぎます。錆や付着した汚れを落とします。
あとは元に戻して、スムーズに出し入れできるか確認します。ブレードの付け根の部分が削れてるので、スムーズに出し入れできると思います。
それでもスムーズに動かない場合は、ハンドル側を少し削ってやるとスムーズに動くようになります。
まとめ
今回はオピネルの簡単なメンテナンスをご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか?
カーボン刃のオピネルは赤錆がつきやすく、次第に切れ味も落ちてきます。赤錆を防止するために、以前に黒錆加工を施しておいたのですが、調理をメインに使っているとどうしても錆びてきます。
定期的にメンテナンスすることが必要です。
安価なオピネル、少し工夫して使いやすいように手を入れてやると、愛着が湧いてきます。そんなに難しいことでもないので、ぜひやって見てくださいね。
また気分が変わったら、黒錆加工してみてもいいですね。