登山の食事をもっと簡単に、もっと美味しく、もっと手早く取るには・・・
登山の食事はとても重要で、楽しみのひとつですよね?私も「素敵な景色を見ながらの昼食」を楽しみに汗をかきながら登っております(笑)ただ毎回同じような食事になってしまうので、もう少し変化させて山の食事を楽しみたいと思うのですが、他にはどのような食事があるのでしょうか?少し調べてみました。
いつもの登山昼食は・・・

インスタントラーメン・・・

また、インスタントラーメン・・・

ラーメン・・・

冬場は・・・

鍋・・・
確かにお湯を沸かすだけで簡単にできますが、毎回ラーメンとはいかがなものでしょう・・・
私はラーメンが大好きなので、苦にはなりませんが、私より先輩のみなさんの登山ご飯にはどうなのでしょうか?
登山飯はインスタントラーメンだけではない
インスタントラーメンと言われているだけあって、本当に簡単にできます。
ただ、ラーメンはちょっとと思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
フライ麺の油を気にしたり、また、せっかく健康の為に登山をしてるのに、インスタントラーメンはちょっと・・・と思われてる方もおられると思います。
お弁当は重くなるし、食べるときに冷たいし・・・
お弁当は確かにすぐ食べれます。でも冷めた物を食べるのは、楽しみが半減しませんか?
そんなことを思っていたら、お湯を注いですぐ食べれるのはカップ麺だけではないのに気づきました。
フリーズドライの食品があるではないですか!
フリーズドライとは?
フリーズドライとは、水分を含んだ食品や食品原料をマイナス30℃程度で急速に凍結し、さらに減圧して真空状態で水分を昇華させて、乾燥させることである。

昇華とは・・・個体が液体になることなしに、直接機体になること。または機体から個体へと相転移する現象。
フリーズドライ食品は民間では保存食として活用され、水分が除去されてる分、軽量なので携帯食としても有用であり、軍隊において重くかさばる缶詰に代わる携帯食として発達した。
重くかさばらないとは、登山に持ってこい!ですよね。
フリーズドライ食品には主になにがあるの?
おかゆ、雑炊、お味噌汁、おしるこ、葛湯、甘酒、フルーツ、お米、五目ご飯、パスタ、シチュー、丼の具、カレーなどなどたくさんの食品があります。

どうですか?幅が広がりますね。
思っていたより多くないですか?
フリーズドライの調理方法は、ご存知の通りお湯を注ぐだけです。
つまり、かさばらない、軽いフリーズドライ食品と、お湯を沸かす道具と食器さえあれば成立します。
しかも、種類も豊富です。
フリーズドライ食品のメリット、デメリット
①メリット
・乾燥による収縮や亀裂などの形態の変化が少ない。
・ビタミンなどの栄養成分や風味の変化が少ない。
・低水分である為に軽くて輸送性が高い。
・多孔質で水や熱湯が侵入しやすく復元性、溶解性が良い。
酸素や微生物の作用が抑制され、長期保存ができる。
②デメリット
・食材によっては食感や色などテクスチャーが変化する。
テクスチャーとは・・・材料の表面の視覚的な色や明るさの均質さ、触覚的な比力の強弱を感じる凹凸といった部分的変化を全体的にとらえた特徴、効果をさす。
・他の乾燥食品技術に比べ設備投資やエネルギーコストが大きい。
メリットの方が大きいのがいいですね、ただコスト的に割高感はあるのかもしれません。
まとめ
メリット、デメリットを見る限り、コスト面以外ではいいことづくしな、フリーズドライ食品。
健康の為に登山してるのに、インスタントラーメンはちょっと・・・とか、たまにはラーメン以外がいいな・・って方もおられると思います。
私が思うにお弁当は、やはり冷めてしまうのであまりおすすめしません。楽しみとしては温かいものは温かくいただくのがいいと思うので、お湯を沸かして注ぐだけでいただける、フリーズドライ食品は、新たな楽しみをもたらしてくれるのではないかと思います。
登り初めは口がラーメンになっていても、途中でキツくなって、あっさりしたものが欲しくなった時にも、活躍するのではないでしょうか?
軽量でコンパクトなので、予備に数種類持てますし、その分、現地での体調や気分に合わせたチョイスが可能となります。
私も色々と試して行きたいと思います。