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登山

今年の冬は雪山登山へ!〜雪山登山に必要な服装&装備と雪上技術〜

投稿日:2017年12月20日 更新日:

 

雪山登山に必要な服装と装備、雪上の歩行技術についての講習会に参加してきました。

先日の好日山荘主催の「アウトドアフェスタ」で登山学校の講習会で、色々とお話を聞いてきました。

内容としては、題のとおり、雪山登山に挑戦するために、必要な服装と装備、雪上登山の技術についてです。今回はこの講習会の模様をお伝えしたいと思います。

好日山荘主催の「アウトドアフェスタ」の記事は→こちら

 

今回、講習をしてくれた先生はこの方

好日山荘のイベントということで、好日山荘登山学校の講師、田中敦先生です。

田中先生は、公益社団法人日本山岳ガイド協会の認定ガイドで、好日山荘白馬店に勤務されています。

紅葉の季節が終わるといよいよ雪の季節が訪れます。

「冬は登山はお休み」ではもったいない!!

初心者向けの雪山から、アルプスの登山まで、雪の山で登山を楽しむための服装&装備と雪上で必要な技術を解説していただきました。

 

雪山と標高

まず、登る雪山と標高によって、服装や装備が変わってくるので、自分の登る山を確認してみましょう。

目安として・・・

・低山(1000m級以下の山)

奥多摩や奥武蔵、六甲山など。

トレッキングポールと軽アイゼンで対応できる事が多い。

・2000m級の雪山

森林限界を超えるか超えないか。

滑落の危険性があり得るので、ピッケル、アイゼンの装備が必要。

・2500m級以上の雪山

本格的な雪山。

技術も十分に身につけて臨む必要がある。

今回は大阪で行われたイベントでの講習会のため、関西の山を例に出してお話されていて、関西の冬山はそこまで標高が高くないので、まずは服装だけきっちりとすれば大丈夫との事でした。

初心者が、何の経験も無いのにいきなり白馬のような2000mを超えるような雪山に登ることは、危険なのでやめる。

初心者で、本格的な雪山に挑戦するのであれば、3月から4月、もしくは残雪の5月、6月にガイドと共に挑戦する。(日が長いし、気温が高い為。)

(講習会の様子です。)

 

服装について

・レイヤリングをして、登山中・休憩中などそれぞれのシーンで脱ぎ着して、体を冷やさないようにする。

レイヤリングとは・・・レイヤリングは「積み重ねる」の意味で、レイヤードともいいます。簡単にいうと重ね着をするという事で、登山中の運動時には暑くなるので、薄着で活動し、休憩中などは体を冷やさないように上に何枚か重ね着をして、体を保温する。

・インナーは通気性と保温性が優れているものを選ぶ事が大切です。

・休憩中に活躍する、ライトダウンはかなりコンパクトになるので、ザックに常に入れておくようにする。自分が使わなくても、同行者に使ってもらったりできる。(ただし、入れっぱなしにしないで、山へ行かない時は外に出しておきましょう。)

・いいハードシェルは雨具をかねるので、わざわざレインスーツを買わなくても大丈夫。(シェル・・・殻の意味)

・首、耳、頭部の保温も大切。

・手袋は2重のものを選ぶ。インナーの手袋で細かな作業ができる。指先は特に冷えやすいので注意する。

・登山靴については、購入するときに、次に行く山の為の登山靴選びはしない事!ゆくゆく登りたい山に対応するスペックの登山靴を選んで購入する。

(講習会の様子・・・モニターもありわかりやすかったです。)

 

 

装備について

低山ではトレッキングポールと軽アイゼンで、ほぼ対応が可能です。

軽アイゼンも色々な種類がありますので、購入の際は、使っている登山靴をお店に持参して、スタッフの方に自分の登山靴に合うか聞いてから購入しましょう。

ほとんどの登山靴に簡単に装着できる、チェーンアイゼンもあります。(私は、登山靴を購入するときに、チェーンアイゼンも一緒に購入しました。コンパクトに携帯できて、装着しやすく気に入っています。)

2000m級以上の山では、アイゼンとピッケルが必要です。

小さい足の人がアイゼンを購入する際は、アイゼンが装着できない可能性があるので、必ずスタッフの方に相談して購入してください。

・チェーンアイゼン

 

・アイゼン

 

・ピッケル

 

ピッケルのシャフトのサイズは、初心者の方は、50〜60のものを選んでみるといいそうです。(転倒した際に滑落を防ぐために、ピッケルを雪面に突き刺して、滑るのを止めます。)

 

雪上での登山技術について

雪上での歩き方として、2点あげてくださいました。

・フラットフッティング

フラットフッティングとは、全てのアイゼンの爪が雪面に刺さるように歩く事です。楽で安全な歩行です。

山側の足は進行方向に向け、谷側の足は外側に開いて(ガニ股)全てのアイゼンの爪が雪面に食い込むように歩行します。

・キックステップ

ピッケルと片足で斜面に立ち、もう一方の足を膝を支点に後ろに振り上げ、つま先を蹴り込む。

つま先やかかとを雪に蹴り込んで足場を作ったりします。

蹴り込んだ後は、体重を垂直にかける。斜めに体重をかけるとスリップしやすい。

雪面を蹴りながら進むので、疲れやすい。

 

この2種類の歩行+正しいピッケルの持ち方が登山の基本となります。

登り下りでピッケルを正しく持っていないと、転倒したときに、ピッケルを雪面に突き刺して体が滑るのを止めなくてはならないからです。

滑りだす前にピッケルで止める事が非常に大切です。

ピッケルの持ち方は登り下りや山に向かっての進む方向で決まります。

例でいいますと、登りは尖ったピック側を前にして持つ。(前に転倒した際に、ピックを雪面に突き刺して、滑らないように保持する。)

下りは反対に尖ったピック側を後ろにして持つ。(下りは滑って後ろに転倒する事が多いため。)

とにかく、滑りだす前に止める事が重要だという事でした。

 

講習会を受講してみて

まず、今回の講習会を自分なりにまとめてみます。

・登る山の標高によって、装備が変わる。(低山でも服装はきっちりと!)

・初心者が、単独で2000mを超える雪山には絶対に登らない。

・レイヤリングで体を冷やさない工夫を。

・登山靴はゆくゆく挑戦したい山に対応できるスペックのものを購入する。

・雪山の装備には、軽アイゼン・アイゼン・ピッケルがある。

・雪山の歩行には、フラットフッティング・キックステップがあり、ピッケルはその時に応じて、正しい持ち方をする。

・転倒した際には、滑る前にピッケルで止める。

以上が、今回の講習会で教えていただいた事です。

雪山登山はハードルが高いものだと思っておられる方はまだまだ多いようですが、1000m級くらいの低山では、服装と装備をきちんとすれば、初心者の方でも気軽にチャレンジできるのではないかと思いました。

今回は、イベントで他にも色々な展示やワークショップ、アウトレットセールがある中、たくさんの人たちが登山学校の講習会に参加されていました。

田中先生の説明もわかりやすくて、楽しい講習会となりました。ショップスタッフさんであり、ガイドもされているという事で、経験談からおすすめアイテムまで、いろんなお話を聞く事ができました。

機会がありましたら、好日山荘の登山学校を受講して、もっと知識を深めて行きたいと思いました。

この冬も雪山登山に出かけます♪

初心者の方もまずは、低山の雪山から始められてはいかがでしょうか?素敵な体験になると思いますよ♪

 

 

 

 

 

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  1. […] 2018/1/3追記・・・講習会の内容の記事をUPしました。よろしければ、ご覧ください→こちら […]

  2. […] 登山講習会の記事をまだお読みではない方は→こちら […]

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