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登山レポ

色々な表情を見せてくれる南信州の山「南木曽岳」アクセスと登山情報

日帰り登山が楽しめる、南信州の山「南木曽岳」に登ってきました!

こんにちは!ナオ(@PressOutdoor)です。今日もお読みいただきありがとうございます!

今回は、長野県の南信州にある南木曽岳(なぎそだけ)に登ってきました!いつものように、南木曽岳の位置やアクセス、登山コースや見どころなどの登山情報をお届けします!

今回はSNSで南木曽山士会の事務局の方(@nagisodake)とご縁をいただき、南木曽岳登山をガイドしていただきました。南木曽山士会(なぎそさんしかい)とは南木曽岳の登山道の修繕をボランティアでされている団体で、Twitterでは、南木曽岳と南木曽町の風景を発信されています。南木曽岳と南木曽町の素晴らしい風景を是非ご覧いただきたいと思います。

それでは早速「南木曽岳」とはどんな山なのか?概要から見ていきたいと思います。

南木曽岳の概要

南木曽岳(なぎそだけ)は長野県木曽郡南木曽町(なぎそまち)に所在する、標高1,679mの山で木曽山脈(中央アルプス)主稜線から西に派生する尾根常にあります。

南木曽岳は日本三百名山に選定されており、別名「泣きびそ岳」や金太郎が出生した地として「金時山」とも呼ばれています。花崗岩質の岩山で、山頂付近には花崗岩の巨石が多数あります。

南木曽岳へのアクセス

・車の場合・・・中央道中津川I.Cより国道19号を松本方面へ。南木曽町妻籠交差点を国道256号を飯田方面へ。南木曽町蘭(あららぎ)地区より南木曽山麓蘭キャンプ場を経由して南木曽岳「蘭」登山口へ。(中津川I.Cよりおよそ1時間、ナビは南木曽岳「蘭」登山口で設定してください。)

・鉄道、バスの場合・・・中央本線南木曽駅下車、南木曽町地域バス「ツツジ号」を利用「保神線」で「尾越」または「木曽路館前」で下車、登山口まで徒歩およそ1時間(バス停より)料金一律300円。

長野県といえば、関西からは少し遠いイメージでしたが、南木曽町は岐阜県の中津川のすぐお隣。名古屋からも近いイメージを得ました。実際に名古屋からの登山者の方が多いそうです。

鉄道とバスを利用して来られる登山者の方もおられるみたいですが、バス停から登山口まで結構な距離がありますので、時間に余裕のあるプランで起こしください。

無料駐車場完備です!

登山口のすぐ横に無料の駐車場がありますので、車でのアクセスが非常に便利です。

スペースも広いので駐車しやすいです。このほかにもいくつか駐車スペースが確保されていますので、混雑する行楽シーズンでも安心して利用することができそうです。(冬季は冬用タイヤ、もしくはタイヤチェーンの装着が必要です。)

登山ルートと登山の様子

今回の登山ルートです。

南木曽岳蘭登山口→金時岩→南木曽岳山頂→南木曽岳避難小屋→摩利支天→金時岩→南木曽岳蘭登山口

金時岩からは登りコースと下りコースに分れています。

コースタイムは参考程度にご覧ください。今回は南木曽山士会の事務局の方のガイドのおかげもあり、とてもスムーズな山行となっています。一般のコースタイムより速いですので、初めて行かれる方はもう少し時間がかかると思っておいた方が良いと思います。

勾配は上の図の通り序盤はなだらかですが、中盤以降は急登となります。およそ700mほど登るコースとなります。

登山口には充実の施設

先ほどの駐車場から登山口までは100mほどです、駐車場は手前にもありますが、空いているなら、この看板のある駐車場が登山口に一番最寄りの駐車場となります。

駐車場から100mほどで、「南木曽岳山麓避難小屋」があります。綺麗でしっかりした避難小屋です。

登山届けや提出箱があり、バスの時刻表も掲示されていますので、帰りのバスの時間を考えて、山行予定を登山届けに記入できるので、とても便利です。綺麗に整頓されていました。

*登山届けは必ず提出するようにしましょう、自分の身を守る大切なことです。

すぐ隣にはトイレも完備されていますので、登山を開始する前に済ませておきましょう。先ほどの登山届の写真にも掲示されていましたが、冬季期間中は山頂のトイレは閉鎖されていますので、必ずこちらで済ませるようにしましょう。

色々な表情を見せてくれる登山道

トイレを済ませて、少し進むと南木曽岳登山道入口の看板があります。雪はところどころにある感じですが、積雪と呼べるほどではない感じでした。枯積木や転倒木などの危険木があることの注意が看板にありました。

序盤は林の中の広めの登山道を緩やかに登っていきます。静かな林に細かい雪が降っていてる音だけがします。下山道との分かれ道がある金時岩まではこのような静かな林を進みます。

下山道との分岐点までやってきました。置いてある木材は、登山道を修復する際に使われるそうです。

このように、登りやすいように木材で梯子が作ってあったり、手すりがあったりと山士会の方々が整備してくださっているのがよくわかり、感謝感謝です。

登山道は序盤に比べると細くなり、勾配も急になっていきます。

南木曽岳は概要でもお伝えした通り、花崗岩質の岩山で、ところどころに大きな岩があります。兜のような岩が見えるスポットもありますので、探しながら登ってみてください。

この日の天気は回復傾向でしたが、雪が強まる時間帯もありなかなか厳しいコンデイション。材木の階段で足を滑らせて転倒する場面もありました。軽アイゼン・チェーンスパイクは早め着用したいものです・・・

倒木につららがありました、珍しいのでカメラを向けて撮影していると、雲が切れ日が差し込んできました。

青空が見えるとテンションが上がります。先ほどまで雪がかなり降っていたので、カメラは雪で濡れて、レンズは曇ってました。

ずっと樹林帯で景色があまりありませんでしたが、少しひらけた場所に出ました。まだまだ周りの山々には雲がかかっていますが、気持ちのいい登山道で、まさに「天空の遊歩道」と言った感じです。

そんな気持ちのいい登山道は、山士会の方々が整備してくださっているからなのですね。南木曽岳でなく、他の山でもボランティアの方々が整備してくださっています。ありがたいですよね。感謝の気持ちでいっぱいになりながら、頂上を目指します。

ちなみにこの道とは別に、鎖場もありロッククライミング気分を味わえます。色々な登山道と山の表情を楽しむことができます。

もうすぐ頂上というところで、積雪が多くなってきました。

サラサラのパウダースノーです。大阪に住んでいるとこんなサラサラの雪の中を歩くことはまずないので、テンションが上がります。積雪は多いところでスネのあたりまであるところがありました。

登り始めてからおよそ2時間ほどで南木曽岳頂上に到着です。標高は1,679m山頂には石碑がありました。

山頂はこの通り、木々に囲まれており、残念ながら眺望はありません。あくまで南木曽岳の最高点ということをしめす石碑がある場所。避難小屋の方に眺望がある展望スポットがあるそうなので、そちらに向かいます。

山士会の事務局の方が案内の楽しい道中。積雪の深いところや、凍っていて滑りやすいところも教えてくださり、安全な登山を楽しむことができます。

展望台から見える大パノラマは必見!

山頂上空は晴れて青空。周りには厚い雲が見えてますが、果たして眺望はどうなのか気になりながら進みます。

山頂を過ぎたので、下山道に入っています。山頂から避難小屋まではアップダウンも少ないですが、積雪は相変わらず、ひざ下のあたりまでありました。

赤い屋根が「南木曽岳山頂避難小屋」です。非常にしっかりした作りで、非常時でも安心して避難できます。中にもお邪魔させていただきましたが、とても綺麗で南木曽岳の情報や季節の花々の説明などがあります。

管理されている山士会の方の南木曽岳への思いがたっぷり詰まった、そんな感じの避難小屋でした。

冬季は凍結防止のため利用はできませんが、トイレもとても立派です。夏場の登山では水分補給が大事なので、山頂付近にトイレがあるのは非常にありがたいです。

お待ちかね、展望台かの眺望ですが、ここから見えるのは御嶽山と中央アルプス方面の大パノラマ。少し雲が多いのですが、雲の動きが速くて中央アルプス方面は少し待てば雲が取れそうな感じ。

山士会の事務局の方にわがままを言って、少し時間を頂いて雲が取れるのを待たせて頂きました。(コーヒーを淹れましたが、写真撮るの忘れました・・・景色とお話に夢中でした・・・)

完全に雲は取れませんでしたが、中央アルプスの山々が見えてきました。御嶽山方面は終始厚い雲がかかっていてまったく見えませんでした。

この日は残念ながら、完全に雲が取れることはなく、うっすらしか見えませんでしたが、リベンジしたい気持ちでいっぱいでした。おそらく晴れた日の眺望は素晴らしいはず。また南木曽岳に登る理由もできたので先に進みます。

再び積雪の中を進みます。事務局の方のお話だともう一ヶ所展望スポットがあるそうです。

中央アルプス方面の状況が気になり振り返りながら進みます。

雪化粧した山の風景って、なんであんなに美しいのでしょうね?ずっと見ていられます。先ほどの展望台でも、雲はかかっていましたが、コーヒーを飲みながら見ているだけでドキドキしていました。

もう一つの展望スポット「摩利支天」に到着しました。

この「摩利支天」からは、恵那山の富士見台方面が見えるビューポイントなのですが、厚い雲で見えず・・・こちらもリベンジを誓い登山道に戻ります・・・

下山ルートも傾斜のきついところもありますが、木製の梯子が設置してあったり、ロープがあったりと、しっかり整備されていますが、油断は禁物です。ところどころ滑りやすい箇所があり、慎重に下山します。

疲れが出てくる下山ですが、色々と忙しいので気を抜くことなく安全に下ります。

序盤の登山道に比べて、分岐点からの登山道はのぼりもくだりも狭いので、のぼりとくだりのルートを分けて一方通行にするのは登りやすく、安全面や渋滞回避にも繋がり、とてもよかったです。

難しそうなところも焦ることなく登れますので、女性の方でも大丈夫。

分岐点まで戻ってきました。また少し雪が降ってきました。静かな林の中を下山していきます。よく雪がシンシンと降るなんて言いますが、まさにそんな感じ。

もうすぐ登山も終わりという気持ちもあわさって少し切ない気分になるのはいつもの事ですが、今回は雪の音がさらに切ない気持ちを強くします・・・

無事下山しました。お疲れ様です。

そして山士会事務局の方、親切丁寧なガイドありがとうございました。普段ひとりで登る事が多い私ですが、たくさんお話を聞かせてもらったり、危険箇所を事前に教えてもらったりと、大変楽しかったですし勉強になりました。

また、リベンジの時もご一緒していただきたいと思います!

南木曽岳まとめ

登山の様子を見ていただきましたが、いかがでしたでしょうか?ここからは、南木曽岳の情報のおさらいと感想をまとめたいと思います。

・南木曽岳(なぎそだけ)は長野県木曽郡南木曽町(なぎそまち)に所在する標高1,679mの日本三百名山に選定された山です。

アクセスは、登山口に無料駐車場が完備されているので、車でのアクセスがおすすめです。中央道中津川I.Cより登山口までおよそ1時間です。(ナビは南木曽岳蘭登山口にセットしましょう。)

登山口付近にお店やコンビニがないので、水や食料は中津川市内のコンビニなどであらかじめ購入しておいた方がいいです。

南木曽岳に登った感想のまとめ。

・意外と名古屋から近い。(関西からでも行きやすい。)

・登山口に無料駐車場が完備されており、キャパシティーもあり便利。

・日帰りで楽しめる、気軽に登れる山。

・登山道は整備されており、迷うことはないので、登山初心者でも楽しめる山。(ただし、手を使ったり少し登るのが難しかったり、下山時に注意して降りないといけない箇所があるため、油断は禁物。初心者からのレベルアップに最適だと思います。)

・頂上の避難小屋はしっかりした作りで、中に南木曽岳の情報がたくさんあるのでぜひ見て欲しい。

・展望台からは「御嶽山」「中央アルプス」の大パノラマが見える。

・摩利支天のビューポイントからは、「富士山」が見えるかも!

・雪質がとてもサラサラで綺麗なパウダースノー。

長野といえば、3つのアルプスがあり人気ですが、その山々を南木曽岳から見るというのもおすすめしたいポイントで、人気のアルプスの山々は、日帰りで楽しむにはスケジュールもタイトになり、人も多いです。

その点、南木曽岳は日帰りでもゆっくり楽しむ事ができる山で、標高こそそんなに高くはありませんが、中央アルプスがどーんと見えるので、じっくり山を見たい人にはおすすめです。

アルプスの高い山から見下ろすのもいいですが、程よい高さの山から美しいアルプスを見るのもいいですよ。

関西からのアクセスもしやすいので、ぜひ登ってみてください!