フィルムの良さを知るために、実際に使って確かめて見たいと思う。
こんにちは!今日もご覧いただきありがとうございます。今回の記事はアウトドアにはあまり関係ないのですが、フィルムカメラについて書こうと思います。
なぜ、今頃フィルムカメラなのかと言いますと、山岳写真をもっと綺麗に撮りたいと購入した、FUJIFILMのX-T2というカメラに「フィルムシミュレーション」という機能があります。
この機能を最近よく使うのですが、とてもいい色がJPEGの撮って出しで出るんです。
Velvia好きだわ・・・ pic.twitter.com/yJW9dsYLFE
— ナオ@Outdoor-press (@PressOutdoor) 2018年7月29日
このVelviaっていうのがフィルムシミュレーションの一つなのですが、あまりカメラに詳しくない私は、フィルムカメラを使ったことがなく、フィルムの良さがいまいちわかりません。
そこで実際にフィルムカメラを使って撮影してフィルムの良さを探って見ようと思い、お手頃価格で手に入れたOLYMPUS TRIP35というフィルムカメラについてご紹介したいと思います。
フィルムカメラを初めてみたいという方におすすめのカメラですので、ぜひ最後までお読みください。
目次
レトロな外観が心をくすぐるカメラ
どうですか?このレトロな外観。手にしたときにココロがキュンとするようなくすぐったいような感覚がありました。
「可愛い」とか、「カッコいい」とか、「エモい」とか、全ての要素を含んでいて、このカメラのことを、私自身どう表現したらいいのかわからなくなっています。
とても不思議な感覚になる、このカメラはtwitterでお世話になっているしゅんさんぽさんに教えてもらったんです。
私がサブで使ってるフィルムカメラ、オリンパスのTRIP35は1500円で買いましたが良いカメラですよ(*^ω^*)ぜひ探してみてください!
— しゅんさんぽ (@shunsanpo) 2018年7月8日
しゅんさんぽさんは、カメラと旅行の記事を主に書かれていて、フィルムカメラの記事も多数あります。これからフィルムカメラを始めたい方には是非読んでいただきたいブログです。私も参考にさせていただいています。
操作方法や、後ほど紹介する「モルト交換」などTRIP35に関することが網羅されていますので是非読んでみてください。
早速、ヤフオクで状態の良さそうなものを落札して手に入れました。amazonでも手に入れることができます。
コンパクトで持ち運びしやすい
TRIP35は手のひらサイズ。ジーンズのポケットにも入るコンパクトなカメラなので、普段のバックに入れておいても場所をとらない。どこにでも連れて行きたくなります。
グッとくる景色に出会ったら、すぐさま撮影できるのもコンパクトだからこそ。最近、カメラは撮らないと上手くならないと考えている私には、持ち運びしやすさはとても重要。FUJIFILMのX-T2と2台持ちでも苦にならないです。
軍艦部はシンプル。シャッターと今、何枚撮ったかがわかるカウンター。フィルムの巻き戻しクランクのみ。「738141]はシリアルナンバーなのだそう。
それにしても、古いカメラって、机にチョンとおいておくだけで様になる。レトロな感じが好きな私にはいい買い物をしたと自己満足。
絞りも2.8〜22まで選べて、ピントはゾーンフォーカス方式という、もともと決められたピント位置を選ぶ方式。ちょっといじって楽しみたい人にはいいカメラだと思います。
露出オーバー、アンダーはファインダーに赤ベロが出てシャッターがきれなくなるので、初心者にはありがたい、よくできた子です。
古いカメラなので、メンテナンスは必要
外観の傷や汚れはそれほどなく、綺麗な状態でしたが、到着後綺麗に拭きました。エタノールでしっかり拭いて「他人感」を消して自分の物にするような感じで丁寧に拭きあげたら、経年劣化していた「モルト」を交換します。
モルトとは隙間から入ってくる光を遮断する役目をしていますが、経年劣化でボロボロになっています。
交換用のモルトが販売されているので、購入しました。カットされているので非常に便利です。
綿棒にアルコールをつけてこすり、古いモルトを剥がします。
綺麗になったら、新しいモルトを貼り付けるだけ。
ピンセットを使えば、簡単に貼ることができます。
不器用な初心者でも簡単に貼り替えることができました。少し愛着が湧いてきました。
初めてフィルムをカメラに装填!
初めてカメラにフィルムを装填します。とりあえず、きちんと撮れるのか不安だったので、一番安いフィルムを買ってきました。
子供の頃はフィルムカメラしかなく、フィルムをセットする作業は両親が担当。私はたまにシャッターを押してと頼まれる時くらいしか触ったことがなかった。
フィルムを入れながら、なぜか子供の頃のことを思い出す。ずっと写真を撮られるのあまり好きじゃなかった。写真写り悪いから、カメラを向けられるのが嫌だった。親に撮るな!と怒ることもしばしば。今思えば、親には悪いことをした。
そんなカメラを向けられるのが嫌な少年も30数年が経つと、綺麗な写真が撮りたい!と夢中になってしまうのだから、不思議なものです。
あの頃は、難しくて子供のできることではないと思っていたけど、意外と簡単に装填することができた。
さて、フィルムカメラで実際に撮ってみよう!
ちょっと曇りのある、ちっさいファインダーをのぞいて撮った、私のフィルムの世界をご覧ください!
どうですか?私個人の感想は「優しい」。とりあえず、問題なく使えてホッとしました。
フィルムカメラを使ってみて
FUJIFILMのX-T2のフィルムシミュレーションの良さをもっとわかりたいと手を出した、フィルムカメラのOLYMPUS TRIP35を今回紹介しましたが、中古品のわりに非常に綺麗な状態で手に入り、きちんと写真も取れて非常に満足しています。
今回は一番安いフィルムを使用したので、フィルムシミュレーションにあるフィルムを今後使って、その良さを体感してデジタルの方に活かして行きたいと思っています。
初めてフィルムで撮った写真はとても優しく、ほっこりしました。
TRIP35を手にして、フィルムを入れながら子供の時のことを思い出したり、ココロをくすぐられたりと、不思議な感覚を感じました。
機会があれば両親の写真を撮って、プリントしてプレゼントしたいと思います。その時はもちろん私も一緒に映りたいと思っています。